旧東海道 品川宿 −2000年2月5日-
昔、多くの旅人で賑わったであろう事を彷彿とさせる史跡の数々。
またぽつぽつと今も残る古い家並とレトロっぽい看板の数々。
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鯨塚: 本陣跡: 品川神社:
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荏原神社:
6月7日の「かっぱまつり」で有名。折から満開の「緋寒桜」が見事。
願行寺:
しばられ地蔵が有名。病気治癒を願って地蔵をしばると効果あり、また頭部を持ち帰り治癒したら
2個にして返す慣わし。いまでも10個ほどの頭が一緒においてある。
お地蔵さんも縛られたり、頭をもがれたり 大変だな。
品川寺(ほんせんじ):
入口近くに「江戸六地蔵」のひとつに数えられた大きな地蔵がある。
因みに他の五地蔵とは
・東禅寺 東浅草2丁目
・太宗寺 新宿2丁目
・真性寺 巣鴨3丁目
・霊巌寺 江東区白河1丁目
・永代寺 江東区(消滅)
だそうな。
また、ここの梵鐘は海を渡り1867年のパリ万博に陳列されたが、その後行方不明。
昭和15年にスイスの博物館にあることが分かり60年ぶりに返還されたとのこと。
2度と盗まれないように鐘楼に柵を設け入れないようにしてある。
数トンはありそうな鐘をどうやって盗み出せるんだ!!!
海運寺:
ご本尊は「品川の荒神さま」。他に平蔵地蔵と力石の謂れが面白い。
平蔵地蔵:時は江戸末期の1860年。平蔵と言う乞食が大金を拾ったが正直に
番所に届け、落とし主からの謝礼も断った。
それを聞いた乞食仲間は怒って平蔵を小屋から追出し、平蔵は凍死。
落とした若侍が、この地蔵を建て弔ったと言う。 あわれ〜。
力石:沖中氏達が持ち上げては力を競ったと言う直径40cmほどの石。
う〜ん・・・大正ロマン
立会川から青物横丁あたりまでは江戸時代からのものと思われる古い家が
いくつか目に付く。
また、レトロっぽい字体の看板を掲げた理髪店や、「アロー号」などと書かれた
自転車屋の看板など、明治・大正を感じさせる店も・・・