ドンキホーテの旅行記

アジアの熱風 バンコク 情報

個人旅行はおみやげ屋をハシゴさせられることも無く、自由に行動できる良さがあるが、その分何でも自分でやらなくてはならない面倒さがある。
私の経験に基づくノーハウをまとめて置く。

 第1,2日 到着と穴場の寺院

 第3日 エメラルド寺院などとタイ舞踊
      
 第4日 ジムトンプソンの家と帰国

タクシーについて
事前に掲示板などでバンコクの情報を集めてみると、タクシートラブルに関する書き込みが多い。
行く前からビビッて憂鬱だったが、明確にYes/Noを言い、あやふやな態度を取らないことを心掛ければ、案ずるより産むが易しの例えどおり、それ程ではない。
現在は殆どがメータ・タクシー(屋根の上にTAXI METERと言う看板を載せている)であるので、これに乗る。
タクシーの台数は多く、待っていれば次から次に来る。
タクシーの乗り方
ホテルやショッピングセンターの前で客待ちしているタクシーは質が悪いので、少し離れた所で流しのタクシーを拾う方が良い。
手を下斜めに延ばす。タクシーが止まったら、直ぐに乗らずに、まず助手席のドアを自分で開け、目的地を言う。
渋滞の激しい繁華街に行く場合、また勤務交代などで遠くに行きたくない場合など、何も言わずに首を横に振られることがあるが、これは素直にあきらめる。
一番多いのが、向こうから How much do you pay?とか200バーツなどと値段交渉を始めたら、手を横に振ってやめる。
OKと言われたら乗るが、出発したらメーターをオンした(一番下に基本料金の35と出る)かを確認し、オフのままなら、メータを指差して「メーター!」と催促する。
なんだかんだと言ってオンにしなければ即座に Stop here !と大きな声で言ってとっとと降りよう。
少々厄介なのが、途中で何だかんだと言ってくる手合い。行き先よりもっと良いところを知っている・・とか、10分時間をくれ(良い店を知っているからちょっと寄って行こう)などと言う奴がいる。なんと言われようとハッキリ「NO」と言おう。あんまりシツコイ場合は、車を止め、そこまでの金を払って降りよう。
私は出会わなかったが、わざと遠回りをして料金を吊り上げる奴がいるらしい。渋滞の激しいバンコクでは多少の迂回は止むを得ないが、今どこを走っているかを確認しておくこと。明らかに異常な方向に走っている場合は、xxxHOTEL?と聞く。怪しければ、止めて降りる。
良い運転手にぶつかるまでに4,5台は断る覚悟が必要。

チップ
チップは出さなくても良い。でも乗車拒否と値段交渉で疲れ果てた末に良い運転手に出会い、無事目的地に着くと、ついチップをはずみたくなるのが人情と言うもの。
日本の貨幣価値から言うと微々たるものなので、つい高額なチップを出したくなるが、悪い慣習を作ることになるので、私は多くても10%程度を目安にした。これでも十分に運転手はうれしそうな顔をする。
自動ドアで無いので降りた後ドアを閉めることをお忘れなく。

空港からのタクシー
到着ロビー(2階)から外に出たところがタクシー乗場。乗場のカウンタに申し込むとどのタクシーに乗れ・・と紙を渡される(紹介料:50BTSがタクシー料金に上乗せされる)らしい。
紹介料の50BTS自身はガイドブックなどにも出ており正規のものらしいが、カウンタとタクシーがぐるになってボラレるケースもありトラブルが多い。
4階(出発階)へ行き、客を降ろしたばかりのタクシーを拾うと紹介料は不要で、待ち行列も無く、ドライバも返り車なので乗車拒否も少ない。
例:メーター220Bくらい+高速料金65B+(2階から乗ったら+50B)で300B〜350B程度が常識。
私の場合、高速も使わずに来てくれたのでメーターの201Bのみ。チップを含んで220Bで運転手も感謝の態度。帰国時は高速を使ったので213B+Tip27B+65B(都度自分で支払う)=305B

なお、タクシー以外に「オート三輪のトゥクトゥク」「オートバイの後部シートに載せるモーターサイ」が数多くいる。これらは全て値段交渉式。欧米人は冒険心が強いのか、結構平気で乗っている。モータサイは渋滞でも自動車の横をスイスイ行くので便利でもあるが、安全上の問題(横転したとか、足を外側に出していてぶつけたなど)も聞いており、お勧めは出来ない。
食事
フードコート:
どのショッピングセンターにもあり、一人100B程度で満腹になる。タイ料理、中華、洋食、ピザなどからデザートのスイーツ類まで全てある。但し、ビールは無い。不思議なことにタイ人は皆食事のときにコーラやジュースを飲み、ビールなどのアルコール類は無いのが普通。
中心に100以上はあろうかと言うテーブル席があり、周りを屋台風の飲食店が取り囲むもので、プリペードカードを入口で買い、残った分を返りに払い戻してくれるタイプ(TESCO-LOTUS)と、入口でカードを貰い、帰りに清算するタイプ(Fifth)がある。
食べ終わったら食器を置いたまま席を立ってよい。
MBKの6階に超巨大フードコートがあると聞いていたが、最後まで見つからなかった。おなじMBKの5階にあるFifthは高級ムードでビールもあるのでお勧め。すし、天丼など日本食もある(天つゆがお好み焼きソースみたいで激甘。でも米は日本米で一応満足できる)。
なお、選挙投票日は酒類を販売してはいけないらしい。今回も2/21は事前投票日で該当したが、Fifthではビールが飲めた。レストランはOKなのかも知れない。
インターネット
タイではオンライン予約が進んでいて、ホテルやショーなどオンラインだと割安。
我がホテルも飛込みだと正規料金で倍額となる。またニューハーフ・ショーのカリプソも正規1200Bに対しオンラインだと900Bとお得。MBKの6階に大きなインターネット・カフェ(1時間30B)があるので、これで予約しよう(表示は自動で日本語になる。入力は入力バーの「EN」をクリックし「JP」に変えよう)。もし「EN」が出ていなかったら、コントロールパネル→地域(地球儀アイコン)→ドロップメニューでJAPNESEを選らんでOK。
コンセント
コンセントの形状は日本と同じA型かヨーロッパに多いC型。ホテルなどは殆どがA/C兼用のコンセント(右図)。
但し、電圧は220V。最近のデジカメや携帯電話の充電器は殆どが100〜240V仕様なので自分の充電器を調べて(下図)適合していれば、そのまま差し込める。念のためC型変換プラグ(¥400くらい)を用意して行けば完璧。
携帯電話
海外対応の携帯を各社出しているので、常日頃グローバルタイプを選択しておこう。
私は国内でもSoftBankの806Tを使っているので、そのままタイに持って行った。
現地へ着いたら通信方式をGSMに設定すれば、即アンテナが3本立った。私は留守宅へメールを1本打っただけだったが、最初は送信エラーになったものの、2時間ほどたってもう一度送信したらうまく行き、家からも即返事が来た。
気候
3月から5月が盛夏で、2月も結構暑いと聞いていた。もちろん真冬の日本から来た我々にはそれなりに暑かったが、覚悟して行った程には暑くなく、朝夕は結構しのぎやすかった(湿度も低いと感じた)。但し、夕立の直後などは蒸す。
両替
バーツのようにマイナーな通貨は日本では手数料が高く割高。今回も成田のトラベレックスでは3.95円で売っていたが、現地空港の両替屋では3.41円だった。
トイレ事情
観光地、ショッピングセンターのトイレは清潔(水洗)で無料。まったく問題ない。但し、大の部屋の壁は下の方が10cmほど開いているので足は丸見え(女性用も同じだとのこと)。
右はトイレマーク(男性用マークが微妙にオカマっぽく見えるのは気のせい?)
治安
ホテルの前で「乗らないか?」と言い寄ってくるタクシーやトゥクトゥク、更には夜繁華街を歩いていると声を掛けてくる客引きは多くいる。しかし、これらは世界中どこにもいる手合いでノーノーと手を振れば大体あきらめる。しつこい奴には少し声を荒げてNO!と言うと止める。
泊まったホテルは繁華街から離れて人通りも少ない場所だが、夜の12時に歩いて帰ってきても身の危険を感じるような事はなかった(今回は偶々ラッキーだったのかも知れないが)。私も現役時代は仕事で他の東南アジアの国を数多く訪れたが、タイが一番安全なような気がする。
と言っても、置き引き、スリには注意が必要だし、甘い話に無防備に着いて行かないなど常識的な注意は必要。
歩く
タクシーに乗るのは気が重い。多少の距離なら歩いちゃえ・・・と暑い中を良く歩いた。但し、渋滞のせいか歩いていると排気ガスで喉がエガっぽくなる(マスク必携)。また歩道の縁石が高く、その度に「よいこらしょ」と声が出てしまう。歩道だって日本に比べるとデコボコ。でも歩こう−−歩くと庶民の生活が肌で感じられる。


 第1,2日 到着と穴場の寺院

 第3日 エメラルド寺院などとタイ舞踊
      
 第4日 ジムトンプソンの家と帰国