04夏  富良野    2004.7.19〜23

後半(美瑛〜小樽〜支笏洞爺)

  永年の希望であった富良野のラベンダーを見に、夏休みをずらして、この時期に行った(ラベンダーの盛りは7月下旬)。

JALとANAのマイレージが今年末で共に1万マイルづつ失効する。止む無く、家内はJAL、私はANAと別便になった。
でも、東京−新千歳は便数が多く、なぜかJALとANAが同じ時刻に飛ぶ(衝突する?)



HONDA シビック・フェリオ
料金:53,918円(含免責)
走行距離:945km
ガソリン:64リットル
燃費:14.8km/l


7月19日(月) −169km

9:00の便で新千歳へ・・。空港のレンタカーカウンタで待っていたら、家内がトボトボ歩いてきた。今回もオリックスレンタカー。
レンタカーは土壇場予約でもいつも問題なく希望車種が借りられたのに、今回は希望のFitが空車なし。止む無くシビックフェリオ。夏の北海道は人気なのか、車が不足気味な上、シーズン料金が上乗せされる。




夕張
炭鉱の町だが、廃坑になったあと市の中心地は「ゆーぱろ」などの温泉施設や炭鉱博物館、遊園地などのアミューズメントパークに変身。私の目的地「幸福の黄色いハンカチ」ロケ地は、その手前4kmほどのところに離れてある。4軒長屋の職員住宅と、かの黄色いハンカチがいっぱい結び付けてある旗ざおもちゃんとある。

一番奥がロケに使われた家で健さんの蝋人形も座っている。手前の3軒は展示室になっていて、金八先生の愛車である、あの赤いファミリアも置いてある。

■物産センター
夕張から日高方面の国道沿いだが、直ぐのところある、広大な駐車場を持つセンターで、駐車場の脇の白樺の下にはベンチがある。先ほどA-coopで買った弁当を食べる。
地元農家のメロンの直売もやっている。
夕張メロンは、クォリティーが売りで、農協の糖度検査をパスしないとレッテルを貼らせてくれないと聞いていたが、見ると値段はピンキリ。それでも最高級品で2,500円位と東京に比べるとお得。

占冠の道の駅のラベンダー
日高町、占冠村(しむかっぷ)
夕張から60kmの山道で、2時間以上を予定していたが、交通量が少ない上、信号も無く、道も比較的平坦で55分で着いてしまった(変な計算をしないこと)。特に見所は無いが、両方とも「道の駅」がある。占冠の道の駅にはラベンダー畑があり綺麗。
トマム
@アルファリゾート
バブル最盛期にリゾート法に便乗して作られた第3セクターの大規模リゾート。
超高層ホテルが4棟、スキー場にゴルフ、テニス場もある。
現在は客が減り、引き継いだ業者も大赤字。修繕費は村の財政を圧迫。老村長も業者との折衝に疲れ果てて退陣。

\8,000
TEL:0167-57-2341
A今夜の宿:イングトマム
スキー客を意識した造りのペンションで、若者向きだが、結構中年夫婦の客が多く、韓国人の一家も泊まっていた。朝、山の匂いがして、裏の森からウグイスの声が聞こえた。
夕食はステーキ。朝食は帯広の「ますや」からハルユタカを使ったパンを取り寄せたり、食材に気を使っている。

そう言えば、今回の旅行を通じて、韓国、中国人の旅行者が非常に多いと感じた。我々と同じ民族なので見た目は判別できないが、どこに行っても中国語やハングルがやたらと飛び交っている。


富良野市ホームページ

7月20日(火)−158km





宿を出て10分ほどで国道38号線に出る。右へ曲がれば8kmほどで狩勝峠。今はトンネルが出来たが、昔はD51を3台つないでようやく越える鉄道の難所。紅葉の峠を登る列車の風景はマニアの感涙をしぼらせた。
私たちは左へ曲がって、幾寅へ・・

幾寅駅
朝から雨。現役のJRの駅だが、なぜか看板は「幌舞駅」。そう、ここはあの「ぽっぽ屋」のロケ地。
駅前には「だるま食堂」、健さんの最期となったホームへの階段もちゃんとある。奥の部屋には写真などが展示されている。




    切符売場            ホームからの駅舎      だるま食堂

拾ってきた家

すみえ夫婦の家


麓郷の森
麓郷
の「北の国から」の舞台。どこもかしこも、そればかり。
★五郎の作った家:実際にロケに使われた家で、全部で5軒ある。全て無料駐車場あり。
@竹下景子のためにガラクタを集めて作った家と中畑家の娘すみえ夫婦の為に建てあげた家(地井さんが号泣しながら手伝った家)の2軒がある(入場料:200円)。
A麓郷の森:森の中に、しゃれたレストランやショップがある。
焼失した2番目と純が風力発電機を付けた3番目の丸太小屋がある(無料)
B石の家:麓郷の森の北1km(入場料:200円)。駐車場の前にラベンダー畑がある。
★麓郷木材店:地井さん演ずる中畑木材店として実際にロケに使われた。材木置場で木っ端を記念に拾ってきた。→

富良野駅:北の国でも何度か旅立ちのシーンに出てくる。
昼食を取ろうとしたが、飲み屋は多いのに食堂は見付からず。止む無く「ほか弁」を買って、町外れの運動公園で食べた。
目の前はフィールド・ゴルフ場で、お年寄りがゴルフに興じている。
フィールド・ゴルフ:北海道で流行している?
20m位のショートホールが9ホールあり、プラスティックボールで回る。


   
    2番目の家            3番目の家            石の家

石の家の駐車場前


ジャム園の展望台

ラベンダー園
ラッキーなことに、雲の切れ目から青空も顔を覗かせ始めた。
レベンダーは本来、開花前に刈り取られるが、鑑賞用に開花させている。
@麓郷ジャム園:石の家のそば。裏山の頂上に展望台があり、付近にラベンダー畑がある(展望台まで車で行ける−写真を撮るに良い)。売店には種々のジャムを売っている。なぜかアンパンマン・ショップもある。
A富良野ワイン工場:ワインの工場見学と試飲をさせてくれる。裏手の斜面にラベンダー畑がある。
B中富良野町営ラベンダー園:富田ファームだと思い込んで見学した。冬はスキー場。

   
      ワイン工場         町営ラベンダー園
C富田ファーム
カレンダーの定番で、超有名なラベンダー園。
・彩りの畑:今回の旅行一番のお目当て。
ラベンダー以外にカスミ草、ポピー、小町草などが列をなして植えてあり、そのストライプ模様はとても綺麗。
・トラディショナル・ラベンダー:斜面にラベンダーだけが植えてあるが、これも大人の景色で良い。

  

  

その他:規模は小さいながら、ちょっとした公園には必ず植えてある。

今夜の宿:天人峡グランドホテル
\8,000 TEL:0166-97-2311

大雪山の一部と言って良いほど山の中。
柱状節離した岩と滝が見所だが、富良野らしさは無い。
富良野は殆どが欧風のペンション、ホテルである。やはりおじさんは温泉に入りたい。


後半へ・・・