04夏 富良野 その2 |
7月21日(水)−246km |
■美瑛の丘: なだらかな起伏の丘陵地。ジャガイモ畑に防風林がポツリとあるような風景が広がる。 TVコマーシャルの撮影にも良く使われる。
写真だけ見ると、誰もいない静かな風景に見えるが、実は私の右も左もカメラの砲列。それにしても、最近の老人カメラ熱はすごい。 有名な木には大きな駐車場まで用意され観光バスも押し寄せる。
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■旭川: 大きな町である。勿論ラーメンがお目当て。 竹よし:旭川から3駅目の南永山駅前にある。醤油ラーメン部門の北海道・東北地区1位になった店である。 あっさり目の昔の醤油ラーメンをイメージして訪れたが、焦がした油が掛けてあるコッテリ派。それなりに美味かったが、ちょっと期待はずれ。 15年ほど前になるが、家族旅行の途中、喜多方の「まこと」に寄った。2時半とお腹も空いている頃合ではあったが、スープを一口すすった瞬間に、家族一同「まいう〜」とハモった覚えがある。 いまだ、これを超えるラーメンには出会っていない。 「まこと」もいまだにランキング6位に入っていた。 なお、山頭火など人気店が入っている「旭川ラーメン村」も北へ200mほどの所にある。 今日の宿は札幌の北にある石狩市。時間が早いのと、北海道は道が空いていることから、一般道で行く。それに「道の駅」が結構穴場で、物産品のほか、地元の農家が新鮮な野菜や果物などを持ち寄って並べている。 よせと言うのに、家内は大根を握って離さない。 自家製ソフトやもぎたて&ゆでたてコーン、ポテトなども売っていて、美味しい。 |
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今夜の宿:番屋の宿 0133-62-5000 \ 10,650 石狩市が経営する温泉で、公共の宿:人気ランキング1位だそうな。隣には日帰り温泉の番屋の湯がある。 食事は中程度であるが、施設は立派で綺麗。公営ながら従業員の接客態度は二重まる。露天風呂から見る石狩湾に沈む夕日は絶景。 |
7月22日(木)−182km |
運河 裕次郎記念館 |
■小樽: ミーハーではあるが、やはりレトロな町並みを歩かないことには収まらない。メルヘン交差点から運河に延びる堺町通りがメインで北一ガラス、オルゴール堂など人気店が並ぶ。 イケメンのお兄さんたちが人力車に乗れと迫る。 一方、東外れの築港地区はマイカルやウィングベイと言うアミューズメントセンターが出来、最近急激に発展している。マリーナと石原裕次郎記念館もそこにある。
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海鮮工房 ニセコ |
■余市:ニッカ・ウィスキーの城下町。 宇宙飛行士の毛利さんも余市出身で宇宙記念館がある。 目的は駅前の「海鮮工房」。有名な鮮魚店「柿崎商店」直営の食堂。6月からの3ヶ月間しか食べられない「うに丼」は1,960円。ほっけ定食に至っては360円。 ニセコ:国道5号線を南下。右にニセコ、左に羊蹄山を見る素晴らしいドライブウェイ。晴天ではあったが、残念ながら羊蹄山の頂には雲が被っている。 余談1: 5号線沿いに小沢と言うJRの無人駅がある→。 仕事で泊原子力発電所に行く時には、この駅で降りてタクシーを呼ぶ。それを家内に言ったら、「まあ可愛そうに、あんたこんな田舎で仕事をしているの?」 余談2: 直前まで粘ったが、結局泊まれなかった高島旅館と言う温泉が、この泊村にある。新鮮なひらめ、うに、あわびなどが目いっぱい出て\13,500。
あわびが3個/人も付く食事もさることながら、高野槇の浴槽の露天風呂など、温泉としてもなかなか良かった。 後志支庁のホームページ 関連ホームページ |
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羊蹄山の湧水 世界のユリ園 奥に見えるのが マッカリーナ |
■真狩村(まっかり): 羊蹄山の南麓にある、これぞ北海道・・と言った農村だが、何と言っても「細川たかし」の生まれ故郷でもある。真狩川沿いの公園には銅像まである。台座には彼の手形がはめてあり、それに触ると北酒場や矢切の渡しなどの曲がいきなり演奏される。びっくりするような大きな音で、何か悪いことをしたみたいで一瞬あたりを見回してしまった。でも、結局全5曲を聞いてしまった。 フィールドゴルフのクラブを持ったおじいちゃんがぶらぶら歩いて来て、クラブの頭で手形を突っついては曲に聞き入っている。 そのおじいちゃんに「細川たかしの実家はどこにあるんですか?」と聞いたら、良くぞ聞いてくれたとばかりに、得意になって教えてくれた。 細川たかしの実家は川の対岸にあったそうだ(澱粉工場とともに今は公園の一部で草原になっている)。 ほかにも地元ならではのネタバラシ気味のことまで教えてくれたが、非公開。 まっかり温泉:村の西側にある 日帰り入浴\500の公共温泉。付随して世界のゆり園コテージ、TVでもお馴染みの菅谷伸一氏がシェフを務めるマッカリーナと言う本格フランス料理店がある。羊蹄山を臨む斜面にあり環境が素晴らしい。 |
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今夜の宿: 洞爺湖観光ホテル \9,000 |
洞爺湖: 特にどうしても来たかったわけではないが、日程調整上、洞爺湖温泉に泊まった。 2000年に大噴火をした有珠山の新噴火口は温泉街の直ぐ裏にある。ガラスが割れたまま無人化したホテルやアパートが、まだそのままだ。 噴火で客が遠のいた温泉街は、破れかぶれのダンピング合戦で今は客も戻ってきた(殆どが団体さん)。 夕暮れの洞爺湖 新噴火口 |
7月23日(金)−190km |
■支笏湖: 洞爺湖ほどには俗化していないが、これと言ったスポットは無く、写真のみ撮って苫小牧へ。 |
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■苫小牧: 製紙と港湾の町である。 魚の卸売市場に隣接して「ぷらっとみなと市場」があり、海産物の卸売り店が並ぶ。 この中に、食堂も何軒かあり、炭火焼きの魚で有名なふじ十食堂も魅力的だが、やはり寿司をと、「みなと寿司」に入る。 →\800 |
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■ウトナイ湖バードサンクチュアリ ラムサール条約に指定された渡り鳥の宝庫。時間があまって暇つぶしがてら寄ってみた。森の中には何ヶ所かバードウォッチング用の小屋があるが、この時刻では鳥はいない。おまけに毒虫にでも刺されたのか、腕が腫れ上がってしまった。 |
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もう、自然はイヤ・・と早々に切り上げたせいで、空港には2時間も早く着いてしまった。 特典航空券ではあるが、早い便に変えられないかダメモトでカウンターで交渉してみたら、運良く空席があって、1時間早く自宅に着いた。 |