2005年4月29日 − 5月7日
緑を求めてベルギー、ルクセンブルクにまたがるアルデンヌ地方とドイツ西部に位置するアイフェル地方を中心に周った。
畑には菜の花が、牧草地にはタンポポが一面に咲き、桜やリラが道端を彩る、春爛漫の季節であった。
その1 コブレンツからエルンストまで
その2 トリアからルクセンブルク−アイフェル−ボンまで
その3 ブルュールからケルン−フロイデンベルク−ハイデルベルク
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第1日目 4/29 (金) |
11:45発のANA209で出発。 フランクフルトへは定刻の16:45到着。第1ターミナルの地下に鉄道の駅(Frankfurt Main flughafen)があり、フランクフルト方面またはケルン方面への直行列車が出る。また、同じ地下にスーパーもあるので、出発まで時間があるときは買い物も出来る。 コブレンツまでのライン河は前回の旅行とダブっているので、レンタカーはコブレンツで借りることとして、列車で移動。 コブレンツまではRE=Regional Expressで1時間半で行く(IC=InterCityなら1時間10分)。11.5ユーロ+特急券3.3ユーロ ビンゲンを過ぎるとプファルツ城やローレライ、カッツ城などが車窓から見えて飽きない。 コブレンツには18:50到着。駅前のHotel Hoehmannに投宿。部屋はちょっと古いが、朝食(朝6時からOK)は良く、場所が良い割にはリーズナブル。 後で町を歩いて知ったが、300mほど歩いたところにibisがあり、こちらはTwinで46ユーロ(朝食別)と格安の上、近代的な造り。 |
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Hotel Hoehmann Bahnhofsplatz 5,D-56068 Koblenz Deutschland Tel. +49 (0) 261 30378-0 Fax +49 (0) 261 3037810 www.hotel-hoehmann-koblenz.com info@hotel-hoehmann-koblenz.com 77euro (2人分Twin朝食付) |
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第2日目 4月30日 (土) 走行距離:112km | |||||||
ヘルツ・イエズス教会 |
★コブレンツ Koblenz 翌朝、朝食前にタクシー(7euro)でモーゼルとラインの合流点、ドイッチェス・エックへ行く。広場には例の万国旗と騎馬像が建つ。ラインの対岸の山の上にユースホステルでもある城が見える。 返りは旧市街地をぶらぶら歩いて帰ってきたら40分ほど掛かった。ヘルツ・イエズス教会は立派。
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朝食の後、タクシーでハーツのメインオフィスへ。 ※ハーツの営業所 コブレンツにはメインオフィスと駅前オフィスがある。 駅前オフィスは列車到着の人専用の臨時営業所で、到着時刻が確定した時点でメインオフィスにリコンファームの電話をしなければならないなど面倒。それに駅前はステーションサービスチャージが19%上乗せされる。コブレンツからタクシーで15分(タクシー代17ユーロ)でメインオフィスに行けるので、タクシー代を払ってもメインオフィスの方が手続きが簡単で且つお得。 (これはインターネットには出ていない。日本ハーツがサポートしてくれた)。 |
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マリアラーハ教会 |
A61をmendigで下りる。なの花畑の田舎道を15分ほどでマリアラーハに到着。 ←菜の花 ★マリアラーハ教会:Kloster Maria Laach 50.402039, 7.253170 アイフェル地方の東外れに位置する。 ドイツでは有名な1,093年創立のベネディクト派の修道院。ラーハ湖畔に建っているらしいが、修道院から湖は見えず。今でも、60人の修道僧が質素な生活を送っているそうだ。 赤と白が交互に組み合わされているアーチなどロマネスク時代の特徴を持ち、中庭にはアルハンブラで見たライオンの噴水がある。この修道院は花の栽培でも有名で、売店で鉢物や動物の人形を売っている。 余談: アイフェル地方は大昔、火山地帯で、ラーハ湖以外にも点在する湖は噴火口の跡に水が溜まった火口湖。また、火山活動により地下から多種のミネラル物質が押し出され、圧力と相まってアウィン(Hauyne写真→)やサニジンなど多くの宝石が採れる。売り物にならない小さなものなら道端の石を拾ってもアウィンは見つかるとのこと(特にラーハ湖と高速に挟まれた地域)。 パティオ 礼拝堂 売店の花々 |
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マルクト広場から城 |
★マイエン: Mayen 50.328367, 7.221479 あまり知られていない町だが、城(現在はアイフェル博物館)と城壁が良く残っている。 城からマルクト広場までなだらかなスロープになっており、広場から見ると城は舞台の上に建っているよう。広場では市が開かれ賑やかだった。土曜日のせいもあるが町中にゆったりした雰囲気がただよい、良い感じの町である。(駐車 0.5euro/1hr) |
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★ミュンスター・マイフェルト Munster Maifeld 50.247362, 7.362342 見渡す限り畑ばかりのこの辺では、ちょっと大きな町であるミュンスターマイフェルトで休む。 ここの教会は一部が城のような構造の古めかしい建物であるが、ステンドグラスは近代的。 丁度、神父様らしき団体がバスで到着し、入り口で何やら談義中。プロが見学に来るくらいだから何か由緒があるのかな?(教会の前の広場が無料駐車場)。 どこか昼食をとる所は無いか?と探したが、アイスクリーム屋とピザ屋のみ。ピザとコーラで昼食。 |
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★エルツ城 BURG ELTZ 50.206939, 7.336170 かのノイシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン城と共にドイツ3大美城として有名で、カレンダーやポスターにも多く取り上げられる。しかし交通が不便で実際に行った人は少ない。 上の階の職場にエルツ城の写真が貼ってある。その写真を見る度に「行きたいな〜」と何年も思ってきた。何が何でもエルツ城・・・と、今回の旅行も、ここを目的にコースを決めた場所でもある。 徒歩だと、モーゼル川から山道を1時間歩かなくてはいけない(それも悪くないかも)。自動車の場合、裏側のマイフェルトから田舎道を10分ほどで駐車場に到着。ここから森の中を10分ほど歩いて下ると見晴らし台で始めてエルツ城が姿を表す。思い焦がれてきた人に会ったような感動で、写真を撮りまくった。周りの山の新緑とのコントラストが素晴らしい。他の二つの美城は、実際に行ってみるとカレンダーにあるような角度から写真を撮る場所は無い。エルツ城はカレンダーと同じ角度の写真が撮れる(但し、昼間は逆光になるので、出来れば早朝撮りたい)。城までは、ここから更に5分ほど下る。 城の内部見学ツアーは1時間ほど掛かる。一般的に内部装飾を特徴としたレジデンス系の城で無い限り期待外れなことが多い。 ツアー:9:30〜17:30 6ユーロ 展望台から・・・絶句 駐車場(2euro) 城への道 |
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ピアモント城 コッヘム城 |
地図を見るとエルツ城の上流にもうひとつピアモントと言う城が黄色でハイライトされている。ちょっと遠回りだったが、ついでのことにピアモント城経由でコッヘムへ行くことにする。ピアモント城は下から見上げただけだったが、外見上はどこにもあるお城のようで期待はずれだった。 ★コッヘム Cochem モーゼル下流域最大のリゾート地のせいか観光客も多い。また平地が少ないので駐車難(駐車:0.4euro/30分)。 コッヘム城(ライヒス城) 市内から城まで狭い登り道を歩いて20分(結構きつい坂である)。 内部には隠し扉などの仕掛けが沢山あり、見学しても面白かった(ツアー:4ユーロ)。 |
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Filla Andre Hauswein モーゼルおよびアイフェル地方でピルスビールを注文するとどこでもBitburger (Bitburgはトリアーの北20kmの町) |
★エルンスト Ernst ホテルの位置: 50.141527, 7.216278 コッヘムで宿を探すのは難しかろうと、予め目星を付けておいたエルンストと言う村の入り口にあるPensions hotel Filla Andreを訪ねてみた。 エルンストはコッヘムから5kmほど上流だが、コッヘムの喧騒はうそのような自然豊かな村。主人(まだ若い)は英語を話し、応対態度も良く、値段もリーズナブルでここに決めた。宿はワイン農家が経営するものでモーゼル川に面し、裏側の斜面は一面のぶどう畑。我々以外にドイツ人中年カップルが4組ほどグループで泊まっていた。おばさん達はいい歳なのに目バリを入れていて一瞬ひくが、妙に似合う。 部屋や食堂は小奇麗で、料理はフランス料理のような飾りつけで見ても食べても美味しい。折角なので自家製ワインを賞味すべきであろうが、残念なことに私達にはワインの美味しさが分からない。でも、例のドイツ人グループを見たら、半分以上の人がビールを飲んでいた。 →★今回泊まったホテルでは一番の「あたり」で、おすすめ! コッヘムからタクシーで行っても10ユーロくらいではないか? これにパン、ポテト付
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