中年夫婦のぶらぶらある記

台東区根岸      1999.11.21

多くの文人が愛し、噺家が多く住んだ根岸の里

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日暮里駅前:
駅前の左手は都心の駅前には珍しく、いきなり昔ながらの商店街。
そこの一角には駄菓子屋が数件ある。
一昔前のアメ横はこんなだったが、今は食料品と若者のファッション
関係の店が幅をきかせ、面影はない。
そう言う意味で、ここは貴重だがそれでも寂れて無くなるのは
時間の問題か?
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駅前から線路に沿って右方向の商店街を行く。
途中「芋坂の羽二重団子」がある。160年前の創業で漱石や子規の
文にもたびたび出てくる。
餅は薄くつぶした感じで、餡と醤油の2種。どちらも200円/本で
5個入り1060円の箱入りをお土産に買う。
ケーキしか喜ばない息子達にも好評だった。

もう少し行くと豆腐料理の「笹の雪」。
はとバスの定番で、私個人としては好きでない。

またまた、もう少し行くと「おそれいりやの鬼子母神

★入谷商店街
これといった「売り」はないが下町情緒の残る商店街。
大学時代に中島と言う友人が住んでいて、朝顔市の時に遊びに来たことがある。
近所のひとも人情味に篤く良い場所だ。
そう言えば、あいつどうしているかな?
横浜の方に引っ越して、しばらくは年賀状のやり取りがあったが、
最近はそれも途絶えている。今年は年賀状をだそう。

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★吉原
落語の定番。でも関東大震災でこの当たりにあった池に
多数の人が逃げ、400人以上が溺死したという悲しい歴史。
また遊女達の悲しいものがたりとマイナスイメージの方が多いな。
今は住宅地だが、一部に風俗店が軒を連ねる。
まだ陽が高いのに客引きのお兄さんたちがずらっと並んでいる
のは奇異。
敵も夫婦連れの俺達には声を掛けてこない。
でもなぜか、さびしい・・・。

明治通りとぶつかったところが「吉原の大門」。
見返り柳」もちゃんと有る。
この交差点のそばにてんぷらの「いせや」があって、
いつも人の列。
丁度腹もへっていたので、俺達も並ぶ。待ち時間は
10人程度で30分。
天丼は イ−1,400円、ロ−1,900円、ハ−2,300円。
1,900円のを頼んだが、どんぶりの倍はありそうな「あなご」の
他にえび天、イカのかき揚げなどがのっていて、納得のクオリティー(左の写真参照)。

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大門から歩いて直ぐのところ東禅寺と言うお寺があり、
ここに「江戸六地蔵」第2番がある。
六地蔵の中では一番美男だと家内は言う・・ちょっとジェラシー。

ここから、明治通りを南下し「浅草」へ。
きたついでに馬道門のそばにある靴屋「すずちゅう」によってみた。
ここは半端ものを安く売っているサラリーマンの強い味方だった。
\3,000も出せばイタリー製の本皮が買えたのに、店はリニューアルされ
スニーカーやダンロップ、GTホーキンスなどがメインの何処にもある
靴屋になりさがった。