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花の礼文島 その2

第3日目  7月17日(金)
宿の隣は厳島神社。今日は年に一度の祭りでみこしの他にお稚児さんや武者行列で賑やか。朝、みこしの出発を見送った後、南部のハイキングに出発。

   


林道

まず元地港へ向かう自動車道路を30分ほど登ると林道コースの分岐。ここから林道を北へ50分ほど登ると「レブンウスユキソウ群生地」。エーデルワイスの仲間で日本でも高地に亜種が咲くが、レブンウスユキソウはエーデルワイスに近い。


元地港への自動車道

一旦、自動車道路に戻り、ここから桃岩を通って最南端の知床港まで約4時間のコースを歩く。
桃岩の展望台は駐車場からも近く観光バスで来た団体さんで賑やか。ここから見える猫岩と呼ばれるトトロみたいな形の岩が名物。断崖絶壁なのに草で覆われていると言う日本では見慣れない風景。

 
  ↑桃岩から北方 右の集落は香深。左は元地港
 
  ↑桃岩から南西方向。 猫岩が見える



ここから先は団体さんは行かないのでトレッキング族だけとなる。遊歩道は整備され花も多く(ウスユキソウもある)とても開放的。

元地港 猫岩 桃岩荘YH

しかしお目当ての利尻岳は3合目くらいから上が雲に覆われておりがっかり。それでも灯台のあたりまで来ると山頂付近がちょっぴり顔を出すようになった。想像していたより高い位置に山頂が見え、その高さに感動。更に知床港付近まで降りて行くと雲が切れ全容が見える。

雲が邪魔して見えない 山頂がぽっかり姿を現す 元地灯台
知床港手前
ようやく姿が見え始める
知床港から 利尻昆布



知床から香深までのバスは出たばかりで2時間待たねばならない。
第1村人に聞いてみると香深まで歩いても40分とのこと。ウォーキングに来たのだから・・・と、歩くことにする。途中の漁港を前景に背景に利尻岳と言う写真にもってこいの場所もあり、気分的には短く感じた。15:40のフェリーまでまだ1時間半もあるので町を散策するが漁業組合が経営するスーパーが品物が確かで安い。また2階の食堂「かふか」はうに丼などを格安で提供する穴場である(食堂は昼食時と夜だけの営業)。


桃岩荘YHの見送り

宿屋に行って預けた荷物を受け取り、15:40のフェリーで稚内港へ。
恒例の桃岩荘YH*1の見送りパフォーマンスがすさまじい。

*1 桃岩荘YH:
北海道3大おばかYHを自認している。ここに泊まる場合は理性と羞恥心をかなぐり捨てることが条件。その代わり普段のストレスは霧散し生まれ変わって帰宅できるとのこと。
宿泊中に洗脳された乗船客も日の丸扇をハチマキに挿しこんで両手を頭の上で叩きながらパフォーマンスに応えている。

←沖合いまでかもめがフェリーを追いかける。フェリーの乗客が差し出すパンを手から器用に受け取る。


18:40稚内着。バスで南稚内駅まで行きグランドホテルに投宿。

稚内グランドホテル:\17,000
場所や造りから見ると割高感があるが、温泉があり中年にはうれしい。


第4日目   7月18日(土)


翌朝は7:10のスーパー宗谷に乗り旭川へ(\5, 250+自由席\2,310)。
旭川には10:55着。とりあえず旭川ラーメンの人気店:梅光軒で昼食。
我々は醤油ラーメン派なので醤油を頼む。まずくは無いが期待ほどではない。
いつもの口癖だが20年前に食べた喜多方の「まこと」を越える醤油ラーメンにその後巡りあわない。
もう一度、喜多方まで行ってみるか・・・・

一旦今夜の投宿先旭川ロワジールHに寄って荷物を預かって貰い、4条9丁目のバス停から旭山動植物園行きに乗る。各駅停車なので約40分かかる(市内〜動植物園 \400)。

旭山動植物園
動植物園は山の斜面に作られ、園内は緑多い。ご存知のように旭山動物園は自然生態が観察できる展示方法が種々工夫され人気を博している。動物自身はもちろんのこと、動物の生態を知り尽くした飼育員の人達、それに園内整理・案内をしている市民ボランティアのおじさんのトークも笑いを誘い、皆がスターであった。
途中、突然のゲリラ豪雨に困惑したが、無料貸傘が用意されており事なきを得た。

作るのは動物だけ スター!
人間が檻の中? くらげ 隣りのミケ
旭川ロアジールホテル:\14,800
駅から徒歩10分。
設備は一流で快適。空港バスの停留場がホテルの前にあり便利。
第5日   7月19日(日)
朝、ホテルの反対側にあるバス停から空港行きバスに乗る(市内〜空港 \600)。
10:00旭川空港発 → 11:45羽田着

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