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北海道 ’02夏 2002.7.30〜8.3 北海道レンタカー旅行に行った。 本当は道東+富良野に行きたかったが、とても5日間では全部回るのは不可能。 富良野はまた行く機会もあろうと専ら道東に絞った。天候が不順なこともあったが、涼しいを通り越して寒かった。 |
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![]() ![]() 全給油量:57リットル |
第1日 7月30日 |
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いつもは昼過ぎまで寝ている長男をたたき起こし、駅まで送ってもらう。8:45羽田発で10:20釧路着。 釧路市内までは20km以上と思ったより距離がある。 和商市場: まずは市民の胃袋を賄う和商市場へ。 今は花咲蟹と時助(鮭)が筍で、どこの店先も真っ赤っか。 ここには勝手丼と言ってビュッフェ方式の海鮮丼がある。手順は
釧路港にはフィッシャーマンズワーフMOOと言うショッピングモールがあり、こちらにも魚屋が数多く入っているが、勝手丼は無い。その代わり波止場で海鮮バーベキューが楽しめる。 ついでながら、最近は釧路ラーメンが有名になったが、人気の店は住宅街に多く行くのが大変。 |
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![]() あやめヶ原 ![]() ![]() 霧多布湿原 |
国道44号を東に行くとやがて牡蠣で有名な厚岸(あっけし)。ここで国道を離れ、海岸沿いに行く。 あやめヶ原: 岬一帯は7月上旬にあやめが咲く。馬も放牧され北海道らしい風景。 但し、柵の手入れをしていた管理人のおじさんによると、今年はあやめに虫が付き、殆ど開花しなかったとのこと。 程なく霧多布湿原(きりたっぷ)。木道があり散策が出来る。 季節は過ぎているものの、こちらはあやめがチラホラ。 但し、原生花は咲いているとは言ってもまばらで、フラワーパークのように人手を掛けたもののようにはいかない。「それがいいんじゃな〜い」と言われるかもしれないが、期待外れ。 霧多布岬: 海に突き出した半島の突端には灯台もあり、地の果ての感じ。 帰りに、霧多布温泉「ゆうゆ(\500)」に寄り汗を流す。町営設備だが、露天風呂、打たせ湯などに加えて、広間で食事も可能。露天風呂から見る、浜中町に沈む夕日は素晴らしい。 途中道端で野生の「北きつね」に出会った。
北海道厚岸郡浜中町霧多布西3条1−39 TEL: 0153-62-2358 2食つき \5,500 ![]() 民宿の食事には大きな花咲蟹一匹も付いて、他にも品数は少ないながら、手が掛かったものが出た。一心不乱に蟹と格闘したら、それだけで疲れて、他のおかずは無理やり食べた感じ。 部屋にはクーラーが無い。でも夕方の気温は14℃。窓を開けると肌寒いくらい。TVでは、東京は猛暑で熱帯夜とのこと・・・ザマー見ろ。 浜中町のホームページ |
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第2日 7月31日 | |||||||
![]() 港 ![]() 昆布干し |
朝、浜中港に行ってみると漁から帰ってきた漁師達が岸壁で取ってきた魚を焼いて朝ご飯を食べている。良いにおい・・・・海岸では昆布干しの真っ最中で村人総出で砂利の上に昆布を広げている。 ムツゴロウ動物王国 学生時代、ムツゴロウさんの著書は殆ど読んでしまった程の大ファン。浜中に来たからには・・と行ってみた。 ところが、入り口には「危険動物条例により見学はできません」との看板。残念。 でも柵の外側から見ると、TVで見たことのあるセントバーナードが牧草地を散歩中。「わー、本物見ちゃった」って感激。 アングラ情報によると、ムツゴロウ・ファンクラブと言う組織があるそうで、その会員は見学できるとか・・・・ ![]() ![]() ムツゴロウ王国の門 スター? 根釧原野(こんせん): 中標津まで根釧原野をひたすら走る。道の両側は殆どが酪農牧場でヨーロッパのような風景。 国道でも車は少ないが、サブの道は殆ど無人地帯。信号も無く、平均時速70kmくらいでドライブできる。 誰かが、北海道に高速道路をつくってもヒグマしか通らないと言ってヒンシュクをかったが、ウソじゃなさそう。
中標津(なかしべつ): この辺りでは比較的大きな町で空港もある。町の中心にある雪印の城下町。時節柄あまり活気が感じられなかった。 露天風呂へ貴重品を持ち込むための防水容器としてタッパーを100円ショップで買う。 長崎屋もあり、食料売場を見ると、今朝浜で上がったばかりと思われる新鮮な「さんま」があった・・・が、まだ先は長いし止めた(ここまで来てなぜ100円ショップと長崎屋なのか?) 根室支庁のホームページ |
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![]() 野付半島の航空写真 (ビジターセンターのディスプレーより) ![]() ハマナスと遠くにトドワラ |
野付半島(のつけ): 海岸にぶつかったところで、時間に余裕がありそうなので野付半島の突端まで行ってみる。 野付半島は典型的な砂嘴(川の土砂などが海の潮流で流され鳥のくちばし状に伸びたもの)である。 途中の浜には壊れかけた苫家が点在し、何か地の果てに来たと実感する。 「はまなす」と、立枯れした原生林の「とどわら」が名所だが、天気が悪く遠望が利かず残念。 羅臼: 羅臼までの海岸沿いの道は晴れれば国後も見え素晴らしいそうだが雨でだめ。途中、何本かの川を跨ぐが、それらは皆、鮭の遡上場所(結構小さな川だが=8月末から遡上が見えるそうだ)。 羅臼港には、戦後間もない頃映画化された「地の涯てに生きるもの(森繁久弥主演)」を記念して「オホーツクの老人」の銅像がある。知床旅情の歌は、ここが発祥地とか?・・・また、今度の「北の国から-02遺言」では純が羅臼港で働いている設定になっているらしい。 羅臼温泉: インターネットで知ったホテルリストから「知床観光ホテル」を予約しておいた。 名前は立派だがひどいホテルだった。老朽化している上に部屋にトイレさえ無い。但し、浴場は大きく地元の人が入浴だけに大勢きていた。 夕朝食ともにバイキングと聞こえは良いが、中身が粗末。でも、ビールのおつまみと考えれば中の上(一応、花咲がにの足も置いてある)。 昨日の民宿で食べ過ぎたので、ダイエットがてらあまり気にならなかった。 後日談:「北の国から…2002遺言編」の羅臼での撮影スタッフ達は知床観光ホテルに泊まっていた。可愛そうに・・・
![]() 男女別で、女湯は4人程度しか入れないと家内が言っていたが、男湯の湯船は大きい。 湯は相当熱いが下を流れる川を見ながら湯につかるととてもリラックス。 白人のバッグパッカーが入ってきた。白人の裸って本当に真っ白。あそこも真っ白か?などと僕も含め全員が好奇の目でじ〜っと見つめているので、その外人は照れていた。 サイクリストのお兄ちゃんも入ってきたが、太ももと肩が日焼けで真っ赤。湯につかった瞬間、イテー!と飛び出てしまった。地元の不良老人達が「1万円くれたらぬるめてやる・・」などとからかう。何となく家族的で良い雰囲気だった。 |