中年夫婦のぶらぶらある記

駒沢公園 九品仏 等々力渓谷
         2002.3.17  14,000歩

昨日は5月初旬の陽気だったと夜のニュースで言っていた。
そして今日はもっと暖かくなるとの予想で、春一番(二番?)で土ほこりが舞う中、前から気になっていた九品仏を訪ねて世田谷南東部を歩いた。


        




先ずは、渋谷から田園都市線で駒沢大学下車。地上に出ると結構賑やかな町であった。
近くのスーパー・マルナカで昼飯を買って駒沢オリンピック公園へ。

見せ掛けだけで中身が何もない弁当を止め、デリカの単品を買い込む。
■今日の弁当(どうだ、おいしそうだろう・・):
・ビール(定番)
・鯖の味噌煮(魚を食べろと言う家内へのジェスチャー)
・チキンの甘酢かけ
・野菜とえびのかき揚げ(硬くて、かぶりついたら上あごを怪我した)。
・菜の花の辛子和え(春の香り)
・ポテトサラダ(俺の好物)
・お赤飯(特にお祝いをする理由はないが・・・)

昨日の気象庁の開花宣言を受け、ここ駒沢公園もさくらが咲き始め、ジョギング族や小さな子供連れで混んでいる。


■駒沢オリンピック公園
東京オリンピックの第2会場として、レスリング、バレーボール競技が行われた。
41万平方メートルの敷地に体育施設の他に7千本を越す樹木が繁る。

今の季節、予想以上に陽差しが強く、木陰にシートを広げて弁当。
今までは寒かったので、専らコンビニのカップ味噌汁(魔法瓶にお湯を詰めて歩く)であったが、今日は気温も20℃を超え、ビールがおいしい季節が到来。
映画やTVドラマのロケ地で有名なモニュメントを中心に体育館や競技場がある。
体育館ではハンドボールのプレーオフをやっていた。
公園の中央を駒沢通りが横切り、道端にはクレープやホットドッグのワゴンが連なる。
南側の競技場の壁ははテニスの壁打ちのメッカ。
今日も沢山の人が壁打ちをしている。しょせん壁打ちなのに ちゃんとテニスルックに身を包んでいるのが滑稽。

ここから南に歩いてゆく。高級住宅の中に農家風の家が混ざり、おしゃれな地域バスも走っている。
久しぶりのビールのせいか、息が切れる。


■九品仏 くほんぶつ(浄真寺)
1793(寛永5)年建立。
立派な山門をくぐると、本堂。イチョウ(東京都100銘木に指定)と乾山水が見事。
本堂に相対して3つの阿弥陀堂(上品、中品、下品 品はボンと読む)がある。各々の阿弥陀堂には更に3体の阿弥陀像(上世、中世、下世)があるので合計9体となり九品仏と言われる。人も少なく良いお寺さんであった。
なお、黒門の千社札は無かった(川崎の平澤さんのはあった)。

       

ここから住宅地を歩いて等々力へ。住宅の庭には花が咲き、春を感じさせる。
   




■等々力渓谷
多摩川に向かう谷沢川が渓谷(深さ10mほど)となっていて、流れに沿って1km弱の散歩路が続く。下流には等々力不動や弁天堂、太子堂などもある。外人が多く散歩していた。
都内にあると言う意味では珍しいが、ゴミが流れていたりして、さほどのことは無かった。

■大塚山古墳公園
いわれは読まなかったが、公園の一部に高さ5mほどの芝生の塚(丘)がある。全体としては、野球場やテニスコートのある運動公園・・といった風情。

公園の北側は環八通りで第3京浜の入り口と言うこともあって車がひしめく。
環八沿いに行っても良いが、排気ガスを避けて裏道を10分ほど歩くと東急大井
町線の上野毛駅。一駅で田園都市線の「二子玉川」。玉川高島屋、GAPなどを始めとするトレンディーな店が多い。ここから渋谷へ。