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東京都の境界を徒歩で一周


10-11.三ツドッケ 〜 雲取山 〜 奥多摩湖
      (右回りコース)
  2011年10月2,3日 34km(県境部 29km

奥多摩湖〜雲取山〜三ッドッケを山小屋一泊で歩ききった。
本当は左回りで歩きかったが、34kmとなると1泊は必要。途中 有人小屋は「雲取山荘」のみなので、左回りだと第1日目に小屋まで行けない。
距離が長くなると、後半ヒザが痛くなる傾向にあるので不安だったが、間を空けずに毎週歩いて身体がなれたせいか、歩き切れた。

章番号は左回りで付けたが、同じコースを歩いてみようと言う方の為に、記事は実際歩いた通り右回りで書いた。

奥多摩ビジターセンター−−この山域の登山道や林道の状況、熊の出没情報など有用な情報が得られます。

 後半の 10.雲取山荘 − 長沢背稜 − 三ッドッケ はこちら



11.鴨沢 → 雲取山荘(泊)  13.7km(県境部も同じ)

 

■バス
奥多摩駅→深山橋 西東京バス 30分
東日原→奥多摩駅 西東京バス 30分
時刻表はここ

一般には鴨沢から歩き始めるが、私の目的は県境あるきなので、12番の出発点である深山橋で下車して鴨沢まで歩いた。
但し、この区間は歩道が無く狭い路側帯のみ。且つトンネルが3個もあって歩くのは非常に危険。お奨めしない。

8:00 鴨沢バス停
ここから山へ入る
30分ほど歩くと駐車場
ここから往復する人も多くいる(特にトレイルランナー)
最初は尾根の東側の斜面を歩くが、植林の杉は少なく気持ちよい 10:20 尾根の上に出る
霧にぬれた苔が綺麗 11:30 七ツ石小屋
カレーなどもある。素泊まりも可・・・という事は1泊2食できる?
ここから先は展望もひらけ気持ちよい尾根道が雲取山まで続く。
カラマツと広葉樹が綺麗
14:00 雲取山避難小屋(頂上の20m手前)。広く、綺麗
2017m 東京都の最高峰
一等三角点がある
こちらは明治時代に立てられた原三角測点。 15:00 今夜の宿泊場所
雲取山荘。
宿泊客が少なかったので、1パーティーに1部屋が割り当てられた。シーツは無いながら、掛け布団は羽毛。夕食はレトルトながらハンバーグ。隔世の感がある。
トイレは別棟であるが水洗。
玄関ロビー/売店

デジカメの電池切れアラームがピカピカし始め、単3を買おうとしたが電池は売っていなかった。

階段の踊り場付近でdocomoとauの電波が受かる。


 「9.棒の峰−三ッドッケ」へ
 「12.三頭−槙寄山」へ



10.雲取山荘 − 長沢背稜 − 三ッドッケ  20km(県境部15.3km)
      (右回りコース)

実際は右回りで歩いた。ここまでは9.鴨沢→雲取小屋を参照ください。

昭文社の「山と高原地図」によると、雲取山荘から東日原まで9時間とある。途中、下りる道はない。
大体、地図どおりの時間で歩けると思ってはいたが、途中の休憩時間やひざの痛みの悪化を考慮すると、不安が残るルートである。
幸い、体調も良く、少し早めに歩けた。

長沢背稜は思いのほか良い!!
今まで、その名前から何か暗いイメージを持っていたが、殆どがカラマツと広葉樹林で明るく、北側斜面にまいた道にはスギゴケとビロードのような苔が一面に敷き詰められ、すばらしい。
歩く人も少なく、途中出会ったのは一人だけだった。
日帰りは難しいが、私が歩いた奥多摩の中では一番良かった。







5時半:朝食。
6:00出発(+1℃)。
↑小屋で作ってくれた弁当
昔は握り飯2個とタクアン3切れと決まっていたが、卵焼きにウィンナーまで入っていた
6:15 大ダワ
ここから日原に下りる「大ダワ林道」は2010年4月の豪雨で崩壊し、現在も通行禁止。転落事故も起きている。
7:00 芋木ノドッケ ここから先はダケカンバの林になっており歩いていても気持ち良い
カラマツ林の向こうに大岳山や御前山が遠望できる 8:20 長沢山 9:30 滝谷の峰へリポート 10:45 酉谷山
大岳山 ナナカマドの実が色づく 酉谷山避難小屋
チョロチョロではあるが小屋の前の水場から水が出ている。
ここから日原に下りる小川谷林道も2010年3月以後通行禁止(徒歩も)。
避難小屋内部 約10畳で綺麗
同トイレ
掃除道具も置いてあるが、利用者がちゃんと掃除してから出発するのか便器に汚れはなく、ゴミも落ちていない。臭いも少ない
ここからさきは、木漏れ日が綺麗な南斜面のマキ道が多く、良い雰囲気で、高低差が少なく歩くのが楽。 13:00 三ッドッケ山頂
天目山とも呼ばれる。
山頂から雲取山を振り返る。
下る道を間違えて一杯水避難小屋に着いたのが、13:45。バスは15:00と16:25.
飛ばせば15時のバスに間に合うかも・・と大股+休憩なしで歩いたらバスの出発時刻の5分前に滑り込みセーフ。

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