中年夫婦のぶらぶらある記    2000.4.2

世田谷馬事公苑−芦花公園  13,000歩

桜もようやく開花宣言したばかりで、ちと早いが花見に行った。

渋谷の東急食料品売り場か東横のれん街でお弁当を買おう。新玉川線の桜新町で下車。近くのコンビニで缶ビールをGETして、馬事公苑まで徒歩で15分くらい(バスも出ているよう)。
渋谷→桜新町:\140
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馬事公苑
かのキムタクのJRAのもの?で公苑の周辺には他のJRA施設が散在している。こんな一等地に広大な土地を持っていてJRAは金持ち・・・あたりまえか?主に馬術用の施設で、当日も馬術競技が行なわれていた。
中は公園形式で全体が森のよう。一角にはサクラ園、ウメ園などがあり、ベンチやテーブルも豊富で休息にはもってこい。
まだ2分咲きだが、それでも2組ほどがシートを敷いて輪を作っていた。陽射しはいまいちだが、風も無くビールがおいしい季節の到来を思わせる。


追記:
タンザニア大使館
2004年6月に「東京で世界一周」の取材に馬事公苑の西にあるタンザニア大使館を訪れた。丁度、チャリティーバザーを開いており、民芸品の展示などをしていた。
大使夫人 自ら接待をなさっており、コーヒーまでご馳走になった。

タンザニアの場所さえ定かでなかったが、かのキリマンジャロ、ビクトリア湖、それに世界遺産セレンゲティ国立公園がある素晴らしい国。
また、展示されていた彫刻や絵画はモダン且つ強烈なもので、認識を新たにした。
私は、苦味と香りでキリマンジャロ・コーヒーが好きだが、戴いたコーヒーはひょっとして「キリマンジャロ」だったかも?

北側の正門から出て、くねくね道を行くと東京農大を通りすぎ千歳船橋駅。ガードをくぐり、左へ行くとやがて環八。環八をそのまま北へ行くのが一番
近道だが排気ガスがイヤなので一本東側の細い道を歩く。裏道の方がその地域の生活が分かって良い。

宝性寺
途中、宝性寺と言うお寺があった。寺としての歴史はあまり無いようだが、中の木造の建物が良く残っており、住職の努力に脱帽。
ここで観念して環八に出る。右に清掃工場の煙突、左にガスタンク群がある横断歩道橋を西に渡ると蘆花公園の入口。
koushun-en.jpg (8216 バイト) 蘆花公園
手前は造成したばかりの公園で種々の花木が植えられている。おりから小手毬、石楠花、「たかとうの小彼岸桜」が咲いていた。
この奥が蘆花恒春園。徳富蘆花の居宅で夫妻の墓も雑木林の中にひっそりと・・・
建物の内部は見学が可能で、調度なども残っている。全室和室で、ノスタルジーを感じさせるが、暗く じめじめした感じ。

先の「有三文庫」は西洋館の一部に和室作りの書斎があった。やはり住むのは洋館、執筆や休息は和室が一番良いのかな?
盲めっぽう北西を目指して歩くと「世田谷文学館」に出くわした。
文学館自身は近代的な建物だが、敷地の一部の「久保邸」は武家屋敷っぽい素晴らしい建物。
折りから「シャーロックホームズの倫敦」と言う写真展を開催中。シャーロッキアンの私としては素通りするわけには行かない。

ついでに「シャーロッキアン」とは
シャーロックホームズの狂信者で長編4、短編56の全てを読破することは必須条件だが、更にエスカレートすると文中の矛盾を見つけては喜ぶと言うマニアックな世界。

ここで問題
「暗号書の指示どおり、その地点から東へ50歩、北へ30歩、更に西へ20歩、歩いてみると玄関の正面にぶつかった。折りからの夕陽がホールの内部まで射し込み・・・」  と言う文章がある。

これは絶対矛盾である・・と言うのがシャーロッキアンの指摘。 諸君、何が矛盾か分かるかな〜

さて、写真展の方は小説に出てくるロンドン市内の地名の現在の写真の展示。ベーカー街221Bは勿論のこと、度々スコットランドへの列車に乗り込んだチャリングクロス駅など であった。
今年の夏は南フランスのレンタカードライブを考えているが、イギリスもいいかもな〜。右ハンドルで運転が楽そうだしな〜。
京王線の千歳烏山駅はすぐそば。駅周辺はすごく賑やかで活気にあふれている。私たちは踏切りを渡って旧甲州街道にあるバス乗り場へ。
ここから 荻窪行き(関東バス)、吉祥寺行き、成城学園行き(小田急)が出ている。