レンタカードライブ編

土佐の旅   2013年5月28日〜31日

テレビドラマ「遅咲きのひまわり」の舞台となった四万十川に行ってみたいとの家内のリクエストで高知を巡った。
ついでに奥祖谷と塩飽諸島にも足をのばし、丸亀では讃岐うどん有名店を4軒まわった。


●今回の車
山道が多そうなので、今回は非力な軽自動車はやめて、1200ccのコンパクトカーにした

スズキ スイフト


松山空港 → 高松空港
4日間 720km
ガソリン:36.2L
燃費:19.9km/L
結構、山道も多かったが燃費は良かった。
この位の大きさが丁度運転しやすい。

基本料金:\21,400
ワンウェイ:\4,200
免責補償: \4,200
安心パック:\2,100(休車補償免責)


5月28日(火) 
8:00羽田発 JAL1461便 
→9:30松山着

東海地方は昨日から梅雨入りで、ずっと雲の上。

空港でレンタカーを借りて、松山自動車道を経て宇和島を目指す。
3年前に内子・卯之町を訪れた際は「西予・宇和」インターチェンジが終点だったので、ここで一般道に下りてしまったが、どうも高速道路は宇和島の南、津島町まで伸びているらしい。

  
■宇和島市 有名な闘牛は年に数回しか開かれないそうで今はやってない。
宇和島城:400年前に藤堂高虎によって築城され、天守閣が当時のまま残っている。
天守閣前の公園からは港から市街地までぐるりと360度の展望が開ける。
ここでお弁当を食べる(冷蔵庫に残っていたものをタッパーに詰めて持ってきた)。
  
■遊子水荷浦(ユズミズガウラ)の段畑
宇和島市内から1時間弱。バス停にある案内所裏から段畑に上れる。但し水田ではなく野菜もあまり栽培されておらず、単なる土色の階段としか見えず残念。しかし、かなりの急勾配で迫力がある。
海では魚の養殖が盛んである。
 
津島付近に南楽園という庭園があるらしいが先を急ぐのでパス。
今夜の宿泊地:宿毛には17時30分に到着。

■今夜の宿

宿毛「秋沢ホテル
  高知県宿毛市幸町6-43 TEL:0880-63-2129

宿毛にはさほど宿泊施設はない。狙い目の「その町の人が会合に使う旅館」らしき「秋沢ホテル」にした。\7,900では民宿程度だろうと、追加料理を頼んだが、「そのままでもかなりの量なので必要ないと思う」と商売っ気なし。事実、何だかんだといっぱい料理が出てきて満腹&満足。


5月29日(水) 
■足摺岬へ

西側の海岸沿いを走る国道321号線で足摺岬を目指す。

道の駅「すくも」
地元でとれた新鮮は魚たち
鯛\230、ぐれ\450 など
1.1kgのたまねぎ、変な大根
 
■叶崎 海岸線を縫うように走っていると足摺岬に似た雰囲気のある灯台が見えたので寄った
 ←叶崎灯台
■足摺岬 土佐清水からは海岸沿いの道は狭いらしいので、中央の山地を走る足摺スカイラインを行く。頂上付近は濃霧で対向車も良く見えない。
おみやげ屋やホテルが並び、観光地っぽいが空いている。台風シーズンには「足摺岬の南南西100km」などと急に有名になる。展望台からの眺めも地の果ての感があって一度は見ておきたい風景。

 
■四万十市(旧:土佐中村市) 日本最後の清流:四万十川に架かる、欄干の無い沈下橋がねらい目。増水時に川の水が橋の上まで来ても流されないように欄干を付けないと言う台風銀座の高知らしいアイデア。58個が現存する。

回るには車が必要だが川沿いに行くとすれ違い不可能な細いところもあり、国道441号を行くこと。橋への分岐は案内が出ているので迷わない。

●佐田の沈下橋
最も有名で駐車場や案内所、トイレなどが整備されて多少俗化している感があるが今日は観光客ゼロで静かでよかった。但し橋脚にブルーの保護シートが巻いてあり目障り。
●三里の沈下橋
駐車場はないが砕石工場?の先の道端に車を止めて見学。対岸が山になっていて素朴で良い感じ。今回のベスト1。
●高瀬の沈下橋
国道沿いに駐車場がある。
●勝間の沈下橋
カヌーにキャンプ場。また夏には地元の子供たちの飛び込みが見られるそうで開放感がある景色である。

●安並水車の里
用水路の水を田に組み上げるための水車群。あじさいが綺麗。
レンタカーに付いているカーナビは古いせいか、高知市への高速道路は須崎が始点になっている。
そこまで一般道を行く覚悟であったが、実際はは四万十町(旧:窪川町)まで延びていた。おかげで少し早目に高知市に着いた

■今夜の宿

■高知市 城西館

一応、市内トップクラスの旅館
部屋食なので気を使うが、食事、設備、接客 ともに一流
\14,800


5月30日(木) 
 
■高知市内見物

昨日は暗くなってからの到着だったので、出発前にどうしても訪れたかった右の2カ所を徒歩で回った
●はりまや橋
「南国土佐を後にして」に出てくる橋であるが、今は欄干もコンクリートの風情の無い橋になっている。
橋の下は地下通路になっていて、そこに平成9年まで使っていた朱塗りの欄干が展示してある。
ペギー葉山が植えた記念樹もある。

現在のはりまや橋 先代の欄干(平成9年以前)
江戸時代の橋のレプリカ 「南国土佐をあとにして♪」

●高知城:山内一豊が築城。以来、明治維新まで山内家が納めた。天守閣および本丸は当時のままの形を残し国宝である。城の敷地全体が公園になっており、手入れも行き届いておすすめ。
ホテルへの帰り道に「竜馬の生誕地」の看板があった。

  

●チンチン電車
かなりレトロな車両が現役で走っている

■高速道路で大豊ICまで行き、32号線で大歩危→かずら橋に行く。
当然のことながら現在のかずら橋自身は観光用に作ったものであり然程価値があるとは思えないが、奥祖谷の山里は良い感じである。今でも十分秘境だが、昔は外界と途絶した生活をしていたのだろう(それも良いかも)。

   
     かずら橋               大歩危             酷道319号線

帰りは道の駅・大歩危で一休みしてから、丸亀へ出発するが、ナビは山城町川口の交差点から国道319号線を行けと言う。道路番号標はちゃんと国道マークだが、途中だんだん道が細くなって対向車が来たら、すれ違えないほどの細い林道になってしまった。
後で調べてみたら「日本の酷道」のランキングに入っていた。死ぬ思いでやっと新宮ICにたどり着き、高速道路で丸亀へ直行。

今日の宿
アパホテル丸亀
Twin:\6,700/二人、パーキング\500



5月31日(金) 

★塩飽諸島
早起きして、丸亀港フェリー乗り場へ。フェリーのりば前の駐車場に車を止め、7:30の塩飽本島行のフェリーに乗る。30分で到着。
塩飽諸島は33の島からなり、その昔塩飽水軍として勢力をふるった。船乗りとして優秀であったことから咸臨丸の水夫50名の内35名が塩飽の船乗りだった。
一番大きいのが本島(ホンシマ)で番所などの史跡が残るほか、笠島地区には古い町並みが残る。
  
  


讃岐うどん名店めぐり
四国も主だった所は今回で回り尽くし、もう来ることは無いだろうと、最後に大好物の「讃岐うどん」店を回った。
と言ってもその日の観光が終わってからの時間なので、開いている店は限られる(人気店の多くは昼過ぎには閉まる)。
インターネットで見つけた「タイプ別讃岐うどん名店ランキング」を参考に、下記4店を回った。
ここも参考になる。

5月30日夕刻
@ 山下うどん(ぶっかけ部門1位) うどんのコシとなめらかさ、こくのあるダシつゆでおいしい。店構えもそれっぽい。
有名人の色紙が所狭しと飾ってある。

A 小縣屋(醤油うどん部門2位) 大根おろしは自分ですりおろす。味と舌触りはさすがだが、別館に巨大な駐車場と素朴さが感じられない。
5月31日午後(塩飽から帰ってきた後、空港へ行くまでの間に2店
B 長田in香の香(釜揚げ部門2位) 最近人気の店。さすがにすべてについて満点。つけ汁の入った特大徳利がドーンをテーブルに置かれるが、これが重い!
C 赤坂製麺所
 (エンターテイメント部門1位?)
空港への道のそばにある。「千鶴子バアチャン」が作るうどん。閉店間際であったためか、多少麺が伸び気味?(これが良いと言う人もいるが)あまりおいしくはない。しかし何といっても千鶴子バアチャンのパフォーマンスがすごい!。
讃岐うどんは地域全体がイベント会場みたいなものだから、これはこれで食べ納めには良かったかも。
我々しかいなかった為か、山で採ってきたというイチゴを出してくれた。

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