レンタカードライブ編

薩摩の旅   2012年12月13日〜15日

一度は訪れてみたかった知覧をねらい目に鹿児島の薩摩半島と出水・人吉(熊本)をドライブした。

●今回の車


スズキ ワゴンR


鹿児島空港 → 鹿児島空港
3日間 330km
ガソリン:22L
燃費:15km/L
指宿スカイラインや出水-人吉間が山岳道路のせいか燃費はイマイチ

基本料金:\13,500
免責補償: \1,575


12月13日(木) 
10:40羽田発鹿児島行き
日本全国 大快晴

足摺岬

仙巌園(磯庭園)

鹿児島の象徴「桜島」は今日も小爆発を繰り返している。
空港でレンタカーを借りてから九州自動車道で市内へ。加治木町のいつ見ても変な岩山(蔵王山?)を左に眺め吉田ICから仙巌園へ。

仙巌園は島津家の別邸で桜島を正面に見る日本庭園。
隣接する尚古集成館には島津藩ゆかりの資料が沢山展示されている。
私のおばあちゃん方の祖先は薩摩藩の出で、尚古集成館にもその名があると本家で聞いたことがある。しかしながら見つからなかった。
  
■指宿スカイライン 仙巌園で時間を取り過ぎたことと、鹿児島市内の混雑で鹿児島インターから高速に入ったのは5時。有料道路はその名の通り山岳道路で思ったより時間が掛かる。
終点の頴娃(えい)ICを通過したのは既に真っ暗な6時過ぎ。旅館に着いたのは7時前だった。
旅館に迷惑を掛けるので、風呂にも入らずそのまま食事。せっかくの料理もドライブに疲れた身体のままで食うと何か落ち着かない。

■今夜の宿

指宿温泉 白水館

〒891-0404 鹿児島県指宿市知林の里
【TEL】0993-22-3131


押しも押されぬハイクラスの旅館だが、今はお得な値段で泊まれる。
館内は広大で風呂からの帰り道が分からなく迷子になった。


12月14日(金) 
■JR西大山駅
小さな無人駅だが日本最南端の駅である。
3年前に最北端の稚内駅で写真を撮ったので、外せない。


 幸せを運ぶ黄色いポスト 

早くも菜の花

3年前の稚内駅
■知覧

知覧茶

山川漬
特攻平和会館
436名がこの知覧基地から飛び立ち、尊い命を散らした。
平和会館内には彼らの遺品や家族への手紙などが展示されている。手紙やあどけなさの残る顔の写真をみていると思わず目頭が熱くなった。当時少年兵として整備などに携わった方が「かたりべ」として説明をしている。
いままでは、国の為に死ねるものなのか懐疑的であったが、語りべのご老人の「愛する父母、幼い弟や妹など家族を守るため、身を挺して本土進攻を止めようとした」と言う言葉には納得した。正義心に燃え、いつも貧乏くじを引いてきたオレがその時代に生きていたら、やはり志願したかも・・・

■知覧武家屋敷
  
知覧の中心部 麓地区には名勝庭園と質実剛健なたたずまいを残す武家屋敷群が立ち並ぶ。その内7軒は公開されている。
■加世田

万世特攻平和祈念館
■万世特攻平和祈念館
特攻基地として知覧があまりにも有名だが、ここ万世基地からも200名を越す特攻が飛び立った。
知覧にも掲示されている有名な子犬を抱く少年の写真は実は万世基地で撮られたもの。
殆どの隊員は17,8歳であったと言う。
17歳と言えば、親から見ればまだ子供。その子が死地に赴くのをどんな気持ちで見送ったのだろう。あまりにも残酷だ。

■今夜の宿


グランビューあくね

〒899-1625
鹿児島県阿久根市波留6120-10
TEL:0996-73-1411 FAX:0996-73-1414

\15,000/人

強塩泉 海を臨む露天風呂に首まで浸かっていると幸せ!
旧国民宿舎であり然程豪華な感じはないが、阿久根港でとれた新鮮な魚がおいしい。


12月15日(土) 
 
■出水

●ツル渡来地

終戦直後は2〜300羽にまで減少したが、その後の保護活動などの成果もあり現在は1万羽を超える渡りがあるとのこと。種類はナベヅル、マナヅルで丹頂はいない。

ツル観察センターもあるが、昼近くになると東側の干拓地に移動するらしい。干拓地は国道3号線の下水流(しもずる)交差点を北に行ったところにある。
●武家屋敷
出水は島津藩の外城のひとつで国境防護も大きな任務だった。
今でも多くの武家屋敷が残り、3カ所は公開されている。

手入れの行き届いたこのような屋敷が沢山ある 宮路邸(未公開) 大河ドラマ「篤姫」の撮影地
公開されてボランティアが説明もしてくれる税所邸

■海軍航空隊出水基地
出水にも特攻基地があった(約200名が南方に向かった)。
展示館などはないが、特攻神社や軍事施設の跡が残っていたらしい。
当日ツルを見てから武家屋敷に向かう途中の373号線の鹿島交差点付近に、それらがあったらしい。
ここまで来たのだから寄りたかった。
■曾木の滝
人吉方面に向かう途中「曾木の滝」と言う日本の滝100選にも選ばれている滝がある。
付近は公園になっている。

結構有名らしく、展望台や広大な駐車場があり、土産屋も軒を連ねる。

東洋のナイヤガラと言われる。確かに滝の幅が広くゴウゴウと流れる音は迫力がある。一見の価値はある。
■人吉市(熊本県)
県境の久七トンネルと抜けると熊本県。五木村など球磨川上流部の素朴な地という先入観があり訪れてみた。
小京都と呼ばれ、球磨川下りのスタート地でもある

■青井阿蘇神社
社殿は国宝。
■その他
古い家並みが残る鍛冶屋町通り(写真左)

武家屋敷、人吉城址、など

少し早目であったが3時過ぎに人吉を出発。九州自動車道で一路鹿児島空港へ。
予約は19時40分の便だが、その前の便に変更できるだろうと思っていたが、その前の便は16時15分で3時間以上便が無い。
結局空港で3時間も暇をつぶすこととなった。

こぼれ話:
九州自動車道の県境を抜ける加久藤トンネル(6.2km)は先日 天井板崩落事故を起こした笹子トンネルと同じ構造。
既に点検済みで問題なし・・・と言うことであったが、トンネルを抜けるまで肩に力が入りっぱなし。

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