中年夫婦のぶらぶらある記

多摩丘陵 小野路  2006.4.18(約14,000歩)


南風の入り込んだ春の一日、東京都に残った里山・多摩丘陵を歩いた。
世紀の大事業「多摩ニュータウン」と発展目覚しい「町田」に挟まれた多摩丘陵は開発の真空地帯となり、奇跡的に里山の風景を残すこととなった。
多摩丘陵には今回歩いた地域以外にも「小山田」「真光寺」黒川」「三輪」各地区に自然が残る。

なお、多摩丘陵の自然を守り、子供たちに受け継ぐNPO法人「みどりのゆび」が保全活動を行っている。皆で応援しよう!


↑地図は「みどりのゆび」発行 「FootPath1」を元にトレースしました。

多摩センター
北からのゲートウェイは多摩センター駅。京王、小田急、モノレールの3線が乗り入りており非常に便利。
多摩ニュータウンなど一大ベッドタウンであると共に、中大など多くの大学が進出し今や若者の町となった。サンリオ・ピューロランドやワーナーBROSのコンプレックスもある。

多摩センター駅から「別所」へは8番のりばから鶴川行き(多04)にのる。
また、「小野路」へは10番のりばから小野路経由鶴川行き(鶴32)にのる。
但し、両路線とも1時間に1本程度と本数が少なく、「恵泉女学園入口」から歩き出せば1時間あたり10本程度に増える。

参考: 多摩センター発のバス時刻表

2006年4月時点の例 下車駅
のりば 系統 行先 小野路 一本杉公園 恵泉女学園入口 多摩車庫 別所 運行本数(*1)
多03 豊ヶ丘四丁目         1  4
多01 多摩車庫       1  2
多04 鶴川駅     2  2
永65 永山駅         8  8
桜46 聖蹟桜ヶ丘         4  6
10 多02 多摩車庫     3  3
鶴32         3  3
運行本数(*1) 3  3 6  6 19  25 6  7 2  2
(*1)9、10時台の2時間の本数。赤字は土日休ダイヤ


我々も、多02で「車庫前」まで行って「別所」まで歩いたが、10分程度で近い。

多摩センター駅前 @別所 A農家 B布田道
どんな田舎だろうと思って降りたら、目の前は異次元空間 別所のバス停から、いきなり農村風景が広がる これでわら葺きだったら、落涙もの Cの谷戸の入口。布田道は市ヶ谷・試衛館から近藤勇や沖田総司が小野路宿の道場に出稽古に通った道
 
C谷戸 D別の谷戸
この谷戸から恵泉女学園に至る尾根道へ入る。見晴らしが悪いので写真を撮らなかったが、広葉樹の雑木林で良い雰囲気。恵泉から東側の道沿いにまたこの谷戸に戻ってきた。この谷戸があまりに良い雰囲気なので、畑のあぜ道に腰を下ろして昼食。
E切通し F小野路交差点 G石楠花 H I六地蔵
「2丁ほどで小野路」の道しるべがあったと書いてあった。遠くから歩いてきた勇たちもここでホッとしたに違いない。 ここから更に西の小野路城エリアに向かう 高圧線の鉄塔の下に大きな石楠花畑があり、それは見事だった。 牛小屋を過ぎたあたりで見晴らしの良い草地がある
J旧小野路宿 K街道筋の旧家 L裏鎌倉街道 M一本杉公園
左側が新撰組にまつわる多くの資料が展示されている小島資料館(第1・3日曜の午後のみの公開) 関所を避けて行ける裏街道の跡。


後日、小野路城を西側から登った(地図の左端のピンクのルート)。追加分。

南野の石仏。 奈良ばい。のびやかな谷戸。 こもれ陽の尾根道。 小野路城址。直ぐ下に小町井戸と呼ばれる湧き水があり、兵糧攻めにも耐えた。 万松寺谷戸。やはりのびやかな谷戸。


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