中年夫婦のぶらぶらある記

  新選組隊士のふるさと 日野  2004年9月20日 11,500歩

三鷹・大沢コースを「新選組ゆかりの地」として今年のお薦めコースとしたが、 良く考えてみたら、もっと史跡が多い「日野」には行っていないことに気が付いた。 ドラマも終盤であるが、遅ればせながら、ぶらぶら歩きに行った。







JR中央線・立川の次の駅「日野」で降りる。 駅前には臨時の案内所が出ていて、バスの一日乗車券も売っている。


顕彰碑
★宝泉寺
ボランティアの
おじいさん

新選組六番隊長 兼 副長助勤の井上源三郎こと「源さん」の墓がある。
鳥羽・伏見の戦いで、源三郎の最期を見取ることとなる泰助の名もみられる。 近くには源三郎の生家もあり、資料館となっている。

◇「井上源三郎資料館」
 料金 大人 500円 土日・祝日のみ開館。

八坂神社


大昌寺
★八坂神社
おりから、秋祭りで境内は賑わっている。 天然理心流近藤周助の門人らが、剣術の上達を願って、 奉納した額があるそうだ。

★大昌寺
佐藤彦五郎と、妻のぶ(土方歳三の姉)の墓がある。

  


本陣跡

★日野宿本陣跡
本陣は1849年に消失したが、佐藤彦五郎の住居が残る。
佐藤彦五郎は、ドラマではあまり目立たないが、日野宿の総責任者で、 自宅は脇本陣として使用されたほどの豪商。
彦五郎自身が天然理心流に入門し、出先道場の「佐藤道場」を道の反対側に 造り、近藤周助や勇の出稽古を受けるようになった。 土方歳三も、お姉さんの家に度々遊びに行っている内に、ここで剣術の修行を始めたらしい。


「交通情報:日野バス停を頭に47kmの渋滞」・・日野バス停への上り口

ここから浅川に注ぐ小さな川沿いに、次の目的地「新選組フェスタinひの」 会場の万願寺グランドを目指す。
道端には、彼岸花や鳳仙花などの花が咲き乱れ、ざくろ、りんごの実も 色づいて秋が間近であることを感じさせる。

途中の畑に見慣れない綺麗な花・・・よく見るとオクラがついている(なっているいる所を初めて見た)。

    


★新選組フェスタinひの
04年10月31日までの期間限定で開催中。
テレビの小道具やセットなどを展示中。また「土方歳三特別展」も併設中。 売店に土方や山南のフィギュアが置いてある。欲しかったが非売品。 場内ではなぜか歌謡ショーが開かれていた。
 入場料:大人 \500 無休
閉会後も、どこかに移され見学可能と思われる(ふるさと博物館あたりか?)。

セット 第1回 台本

見所は日野駅周辺と万願寺周辺に分かれる。フェスタ終了後は中抜け状態に なるが、高々2km足らずなので健康のために歩きましょう。 土方歳三だって、自宅から佐藤道場まで毎日(?)歩いて通ったのだから・・ ひょっとしたら、同じ道かも知れない。

モノレール駅前のいなげやで弁当とビール&おつまみを調達。
北川原公園の道路沿いに細長い緑地がある。緑地の南半分には木も植えられ、木陰にベンチがある。水琴もある。
ここで弁当を食べる。


石田寺


生家・記念館
★石田寺
土方歳三の墓がある。 境内の墓は、どれも「土方家」で、どれがどれだか分からない。 道を歩いても、この辺りの旧家の表札もみんな「土方」。

★土方歳三生家と資料館
本当に生まれた家は石田寺北側にあったらしいが、11歳の時に洪水で流され、 ここに移った。
現在は、今風の建物に改築されているが、庭には歳三が植えた矢竹が 残る。ドラマでも歳三が売り歩いていた石田散薬の製造道具や薬箱、句集、 鉢金や刀、書状などが展示されている。
入館料:500円  第3日曜日の午後1時〜5時のみ開館

公園から 石田寺-資料館-モノレール駅まで数百mの距離であるが、 さきほどのビールが効いたのか、とても疲れた。 帰りの電車で爆睡。

 

日野市ホームページ
感想:
私は子供の頃から武蔵野市に住んでいて、せいぜい三鷹、小金井あたりまでが 地元で、日野は地元とは思っていなかった。
しかし、大河ドラマで京都にいる隊士達が度々「多摩」を懐かしむのを見ている内に、 妙な連帯感が生まれ、今回のぶらぶら歩きでも、何か故郷を歩いているような気がした。