中年夫婦のぶらぶら ある記
後楽園→本郷 1998.11
■後楽園へ JR飯田橋東口下車で後楽園方向へ。 職安の先を左へ曲がる
講道館: 加納治五郎創設の柔道のメッカ。 何度か映画になったが我々の世代では鶴田浩二 演ずる「花の講道館」が一番だな。
一葉の通った質屋 一葉の住居跡
石川啄木: 啄木が下宿していた蓋平館別館(今は旅館)。
徳田秋声: 自宅。いまも末裔の方がすんでいるらしい。
樋口一葉ゆかりの場所: 一葉がよくお世話になったという元伊勢屋質屋や住んでいた長屋などが点在。
本郷菊富士ホテル跡: 文壇の人々が好んで泊まったというホテルだが、戦争で焼失した。碑に刻んである宿泊者には宇野浩二夫妻、尾崎士郎、坂口安吾、谷崎潤一郎、直木三十五・・・など。
注意: これら多くの家は現在、普通の人が生活している。 覗き込んだり、キャーキャー騒がないこと。
旧岩崎邸: 池之端分化センターの北隣。三菱3代目の岩崎久弥宅で、現在は和館のみ公開されている。 現在修復中の洋館は、明治29年建築の木造2階建てで駒込の古河邸と同じコンドル氏の設計。 撞球室と共に平成15年4月に公開される。入場料:\400(5/4,10/1は無料)
湯島天神: かの受験の神様。いつ行っても合格祈願の絵馬がいっぱい。当然「湯島の白梅」の咲く頃は人もいっぱい。 ここから先は、広小路から上野方面で のどをうるおすか、南に歩いて、銭形平次ゆかりの神田明神から湯島の聖堂へ。 湯島の聖堂: 都会の中の別天地。構内は緑がうっそうとしていて、夏はせみの声がうるさいくらい。 また、講堂では定期的に中国史や中国文学の講座が開催されていて申し込めば誰でも聴講できる。 私はこの雰囲気が好きで、パソコンのパーツを買いに秋葉原に行くとき、いつも御茶ノ水で降りて、聖堂の中を抜けて行く。