ルーマニア イントロ
 マラムレシュ前半
 マラムレシュ後半
  写真の一部はにもアップしています。
 1280×960なのでハガキ大までの印刷に耐えます。


6月19日(日)
 ブコビナの彩色修道院群
今日は五つの修道院群のある東部のブコヴィナ地方へ移動する。
約110㎞の道のりだが3っつの峠越えと悪路で時間が掛かる。 

■プリシュロプ峠 Pasul Prislop
ホテルから先は峠越えのジグザグ。30分でマラムレシュ県とビストリア=ナサウド県の境にある峠。峠には立派な教会がある。
なぜか教会の前ではブタとニワトリが草を食べている。
 峠を越えると長い下り。道路は一応舗装されているが、穴だらけ。

(写真はGoogle Map)
https://goo.gl/CB7X7o
→2022年にGoogle Mapを見直したら、補修されセンターラインも塗り直され綺麗になっていた。
 峠から約1時間。比較的大きなクルリババと言う町を通る。教会の広場では村人たちがお祈りをしている。普通の日曜にしては賑やかだが、お祭りにしては地味。どちらかは分からない。
 
更に1時間でまた山越え。Drumbunと言う峠にみやげもの屋。家内は早速入って行った。
更に45分でモルデベネスクと言うかなり大きな町。
右の写真は町の教会から出てきた正装の人で、断って撮らせて頂いた。
ルーマニアではかなり大きなスーパーのチェーン「ユニカーム」で夕食用のサンドイッチや野菜ジュースを買う(毎晩の大食いでメタボになりそう)。
また山を越えて1時間半でようやくブコビナ地方の五つの修道院のひとつバトラボルドヴィツェイに到着

■バトラボルドヴィツェイ修道院
ルーマニア正教会の女子修道院。北側の壁はかなり傷んでいるが、他の面は非常に美しい彩色が残っている。また室内の壁は美しく立派。後で考えるとこの修道院が一番良かった。
通常太陽が当たる南側が痛むと思われるが、冬場はかなり激しい北風に晒されるということか?

入場料5ron/人、カメラ撮影+10ron
  

 

 また峠を越えてスチェビツァへ

■今夜の宿
Pensiunea Letitia 
Calea Movilestilor, Nr. 285, 727510 Suceviţa
20euro 朝食付き WIFIあり

前の夜に予約。おばあちゃん一人でやっていそうな感じ。
特に不都合は無く、朝食も品数が揃っていてGood。
庭のバラで作ったジャム(香りが高い)をおみやげにくれた。
中継地として単に泊まるだけだったのであまりおばあちゃんと接する機会がなかったが、Booking.comの評価も9.4だったので良い人なのでろう。右はどこのペンションにもある陶器製暖炉(ルーマニアに限らずヨーロッパ中で見かける)。
 

 6月20日(月)
ブコビナの彩色修道院群
■シチェヴィツァ修道院
ペンションから3kmで着く。門前に有料駐車場があり、鞄をぶら下げたおじさんが取りに来る(2ron)。
昨日見たバトラボルドヴィツェイ修道院に負けず劣らず、ここも彩色が美しく、保存状態も良い。



  


 スチェヴィツァ修道院から8kmほどの町マルジネアで給油。
ちゃんとしたガソリンスタンドで4.98ron(133円)/リットルと日本より2割高。クレジットカードも使えた。

■アルボーレ修道院
駐車場が無く、塀に寄せて停める。
痛みが激しく、南側の壁も、前の2か所に比べると色が薄れている。室内のみ有料だが撮影禁止。
あまり期待できそうにないので庭の木の下で休んで帰る。」

  
 ■ボロネッツ修道院
県庁所在であるスチャバから近いせいか混んでいる。約1km手前に大きな駐車場(2ron)があり、そこから歩く。この道の両側にはみやげもの屋が並び、日本の観光地みたい。
保存状態は良い。

  

 

 ■今夜のホテル 
Hotel Balada ****
Strada Mitropoliei nr. 5, 720035 Suceava

65euro/2人 朝食付き WIFIあり

さすが4星だが、朝食はひどい(ビュッフェでないばかりかハムもチーズも付いていないスクランブルエッグだけ)。

ホテルの裏に世界遺産の修道院があったらしい(知らずに残念)。


 6月21日(火)
 スチャバ
1日早く到着したので、市内のショッピングモール(イウリスモール、ショッピングシティー)での買い物にあてた。
両ショッピングセンターとも市の中心から2.5km程度なのでタクシーで行っても大したことは無い(多分20ron程度)と思うし、バスも走っている。

夕方レンタカーを市内のオフィスに返した(3時間前に返しに行ったら無人だった。予定の時刻の45分前にもう一度言ったらやっていた)。
夜、ブコビナホテルのレストランで食事。比較的リーズナブルな値段であった(苦しいくらい食べて910ron=¥2,500。
 6月22日(水)
 スチャバ - ブカレスト - ウィーン
 スチャバからウィーンへの直行便は無い。唯一ブカレスト行きが1便あるが5:55発。
4時にタクシーを頼んでおいて空港へ。20分で到着(50ron+チップ10ron)。7時10分ブカレスト着。
ウィーンへの飛行機は16時半なので、市内見物に充てる。

■ブカレスト
空港から統一広場までバスで行く(往復券:8.6ron)。
空港には荷物預かりは無い。荷物を持ったままバスに乗り、統一広場で降りてさがすがここにもコインロッカーさえない。北駅にはあるらしいので、北駅行きのバスに乗ればよかった。
仕方ないので、荷物を持ったまま統一広場から旧市街を見て回るが、とてもじゃないがこれ以上は無理。
早々に空港に戻り、空港で時間を潰した。
 
   
 夜明けのスチャバ空港  ブカレスト国民の館  旧王宮に隣接するクルテア・ヴェケ教会


 ■ウィーン
17:05ウィーン空港着。S7で2つ先のSchwechatまで行き、271番バスに乗継ぎ「Wien Oberlaaer Platz」で降りる(切符は2.2euroでそのままバスにも乗れる)。

 ■今夜の宿
Cáfe 168
Oberlaaer Straße 38, 10. Favoriten, 1100 Vienna
59euro 朝食付き WIFIあり
中国人経営らしい。一応最低限の機能は整っている。
長期滞在には向かないが、飛行機の乗換調整(翌朝出発)などの目的には安くて便利。
 空港に近いとはいえ、なぜFavoritenなどと変な田舎町に泊まったかと言うと、ここはホイリゲ村だから。
ホイリゲとはワイン農家が自家製ワインを飲ませる居酒屋のこと(レストランでないので暖かい食事は出さないが、つまみとしての料理は出す)。地元の人達が食事前の夕暮れ時にブドウ棚の下でちょっと一杯やる位置づけ。我々はこの居酒屋的な親近感が好きでウィーンに来た時は必ず寄っている。

グーグルマップで「wien heuriger」で検索すると色々出てくる。
オーストリー観光客のホームページ
このHPの「ウィーンのホイリゲ」の中にあるオーバラーがこの村。

★なお、イタリアのトリエステ周辺からスロベニアの沿岸カルスト地方にもホイリゲと同じようなものがある。
OsmizzaまたはOsmicaで検索すると多数出てくる。

 
おつまみは ①ゼリーで固めたパテ②ハム③ハッシュポテト④ホット・サワークラウト(全部で14euro)。
ワインは白ワインの0.5リットルデカンターで5.7euro。

Buschenschank Bruckner "Schurli"
Liesingbachstraße 49
A-1100 Wien
Telefon: 0676/336 84 26
http://www.brucknerschurli.at/

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