伊予の国レンタカードライブ
〜石鎚山登山と別子、松山〜
| 8月26日(木) |
今回の旅行の第一目的であった石鎚山に登る。西日本の最高峰1982mである。
私は学生時代 山に入れ込んでいた。その頃読んだ 版画家で登山家の畦地梅太郎氏の文書に冬の石鎚山が出てきて、四国の高峰ってどんなだろう?登ってみたい・・とあこがれた。
しかしながら、東京から松本まででさえ特急に乗れず鈍行で行っていた学生の財布には四国なんて夢のまた夢。
40年たってようやく夢が実現した・・・・これって「おとな買い」?


朝8:00、水にバナナを持って宿を出発。
宿の奥から直接尾根道に出られる。鶴の子の頭の巻き道は風下側だが、それを過ぎるとルートは南側に変わり、下から巻き上がる霧混じりの風が冷たい。
しかし道はよく整備されており歩きやすい。
石鎚山の北側のルンゼは高山植物の宝庫でアサギマダラなどの昆虫も豊富。眼下には今日も猛暑日となった西条市の港や船が良く見える。
そこからたった17kmで半袖では肌寒い2000mクラスの山が聳え、高山植物が茂る地形はめずらしい。
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| 良く整備された登山道 | 2の鎖 | 弥山山頂の石鎚神社 |
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| 弥山からの天狗岳 | 南尖峰 | 天狗岳の祠 |
やがて北方の石鎚神社成就社から来る登山道と二の鎖で交わる。
その上の三の鎖とも今は巻き道がある。最後の力を振り絞って高度を上げるとやがて弥山(みせん)1974m。
頂上には石鎚神社と山頂小屋がある。
主峰は東50mにある天狗岳1982mだが、尾根はやせており、断崖絶壁を見下ろしながら鎖に体重を掛けて下りなければならない。
次のピークには小さな石の祠があるだけで、特に山頂の標識もない。
もうひとつ先のピークまで行ったら先行者がいたので、天狗岳はどこですか?と聞いたら、さっきの祠のあるピークで、ここは南尖峰1982mだとのこと。
結果的に全ピークを踏破してしまった。
戻り道で岩にしがみつきながら天狗岳の祠を写真に収めた(頂上に休む平地は無い)。
高所恐怖症の私には生きた心地がしなかったが、ようやく弥山に戻ったときはホッとした。
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| イヨフウロ | レイジンソウ | アキノキリンソウ | ヨツバヒヨドリ |
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| ミズガワソウ | シラヒゲソウ | テンニンソウ | ハガクレツリフネソウ |
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| 天狗岳のキキョウ | |||
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| オオカメノキ | アサギマダラ | 昆虫学的マーク?イタズラ? | 頂上付近の花畑 |

瓶が森 西条港
帰路は身も心も軽く鼻歌まじりであるが、結構長かった。
2:30に国民宿舎に帰着。とりあえず売店でビールとトンガリ・コーンを買って乾杯。
| 8月27日(金) |
今日は瓶が森(かめがもり)林道を経て寒風山トンネル経由別子(新居浜)に向かう。
林道と言っても結構立派な道で途中のシラサ峠にはカフェまである。
また瓶が森1897mの南西麓1670m地点には60台停まれる駐車場があり、ここから歩いて約1時間で山頂に至る。
瓶が森は山頂部が熊笹で覆われ大変のびやか。
ここからの石鎚山の眺めは素晴らしいらしいが、石鎚山同様風の通り道で年中雲で覆われている。
天気が良ければ瓶が森に登るつもりだったが、案の定駐車場から上は雲の中。
旧道の寒風山トンネル入口に出たら、トンネルには入らず一旦高知側へ下るが、このジグザグ道は結構しびれる。
国道194号線に出たらあらためて新寒風山トンネルをくぐって西条に出る。
新寒風山トンネルは5.4kmもあり、無料のトンネルでは日本で一番長いそうだ。

よさこい峠 旧寒風山トンネル入口
■別子マイントピア
昭和38年に閉山した別子銅山の跡地であるが、観光坑道、砂金採り体験 などのテーマパークとなっている。
更に10kmほど山道を登った所にある東平(とうなる)ゾーンには巨大な建物群が残っており、東洋のマチュピチュと呼ばれている。
ここに到る山道は細く、対向車とすれ違うのが大変。途中何箇所かに設けられている避難場所までバックを余儀なくされる。
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| 貯鉱庫と停車場跡 | 社宅があった場所 | |
戦後の最盛期にはこの山奥に3000人を越える人々が暮らしていたとのことで、劇場や病院、保育園まである大きな町だったらしい。
いまでもその土台や塀が杉林の中に残っている。
西条ICから松山自動車道に乗り、今治湯ノ浦ICで下りる。
今日の宿は湯ノ浦温泉のHアジュール。
鯛づくしコースで食べ切れないほどの魚・・・と期待していたが、こちらの胃が大きくなったのか上品で物足りない。
観光バスで回るお遍路さんのグループが泊まっていた。
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【ホテルアジュール】 〒799-1525 愛媛県今治市湯ノ浦30番地 TEL:0898-47-0707 \15,000 |
| 8月28日(土) |
■日本食研 KO宮殿工場
まずは、テレビCMでお馴染みの日本食研のKO宮殿工場へ。
今日は休業日で入館できない。が、庭園のみの見学なら守衛に言えばOKとのこと。

海沿いの道を約30km、道後温泉へ。道後温泉本館を見渡す高台の駐車場に停める。ここから見ると本館がジオラマのように見える。丁度、ぼっちゃん列車も駅に入っていた。
1時間ほどぶらぶらしてから松山市内へ。

大街道の出口の目の前の駐車場に車を停めてからケーブルカーと徒歩で松山城へ。
安政年間に作られた天守閣はまだ健在。その他 21棟が重文に指定されている。
山を下りて坂の上の雲ゆかりの秋山家を見た後、漱石の下宿を移築復元した愚陀佛庵を訪ねる・・・が、何と先月の大雨で裏山が崩れ倒壊してしまったとの事。

少し早めながら松山空港に行き17:00の便で東京に帰った。